スポンサーリンク

10G SFP+のついているminiPCをひかりクロス用のルーターにする

network

10Gのインターネット環境も普及してきたものの、ルーターの選択肢は依然としてNTTのレンタルが第一選択肢です。しかしレンタルなので月額がそれなりにかかるのと、任意にアップグレードって事ができないのがデメリットに感じる誤家庭。他の選択肢としてはRTX1300。特に固定IPオプションに対応している機種になると、一般の機種が無いです。OpenWrtにしても、対応機種がなかなか限られるため、PCをルーターにしようと模索した結果、辿り着くのがToptonのminiPC。
カタログスペック的には理想に近いので一旦これを使ってみた記録です。

用意したPC

というわけで 買っちゃった

https://s.click.aliexpress.com/e/_onvPnM5
https://s.click.aliexpress.com/e/_oE0CJ1J

中はすぐ確認する

こんな感じ。

スペック仕様(仮)

特に製品名は無いっぽい?

1台目 N150 X520-DA2内蔵 SFP+ 2ポート + 2.5GLAN 2ポート

2台目 Pentium 8505 X710-DA4サブ板 SFP+ 4ポート + 2.5GLAN 4ポート

試した内容

OpenWrtを用意する

予定通りにOpenWrtで検証を行います。
Releaseだと動作が変なので、Snapshotを使いました。
8505側はx710のため、NICを認識させるためには、i40eのドライバが必須です。

Snapshotのダウンロードはこちら https://downloads.openwrt.org/snapshots/targets/x86/64

generic-ext4-combined-efi.img.gz を拾って、USBに書き込みUSBブートです。
luciが入っていないので、インターネット繋がり次第opkgでluci入れちゃうと多少楽に作業できるようになります。
N150の方は全ポートそのままで認識しますが、8505側はx710のため、NICを認識させるためには、i40eのドライバが必要でした。

10Gbpsの速度が出ることを確認する

DACをSFPに繋いで測定。
今回はWAN-LANを10GのSFPにそれぞれ割り当てて、DACでPCに繋いでiperf
2台ともNAT間で10Gbps出ることを確認しました。

Netdataを入れるとこんな感じに見ることもできます。

インターネット上でのスピードテスト確認

手元で10Gbpsの速度が確認できたので、インターネット上でちゃんと速度出るかを確認します。
定番のspeedtest.netでの速度測定です。
ちなみにBunkyoの方で測定するとIPv4、400Gの方で測定するとIPv6での測定ができるので、それぞれで確認します。

結構いい速度出る

消費電力を測ってみる

実際に動作中の電力ってどのくらいなのかと
Switchbotプラグミニが消費電力見えるので確認。

N150 アイドル 18W 10Gbps測定時 24W ブラウジング中 18W

8505 アイドル 12W 10Gbps測定時 42W ブラウジング中 14~17W

N150は軽い通信程度では全然消費電力上がりませんでしたが、8505は軽めのブラウジングで多少消費電力増えましたが、N150には届かない程度。8505のほうがなんか優秀?

温度について

8505の方では、ピークから速度低下していく傾向があります。
個体の検証のため、Windows10を入れてDTSを見たところ、Pコアが瞬間沸騰のように80℃に届き、サーマルスロットリングが発生していました。おそらくですが、ヒートシンクがちゃんと接地していないor冷却力足りていない疑惑があります。冷却機構の改造が必要かもしれません。
この本体、トップに付けるファンもかなりの音出すし、X710のファンもずっと回っていてものすごくうるさいのに。。。
N150の方は60℃程度までしか温度は上がらず、特に問題は無いようです。

結果

どちらの機種も10Gbps環境用のルーターとしては十分です。
自由度の高いルーターを求めている人は、こういった構成のPC上にProxmoxで仮想化して構築をしている人も多いようですので、今回テストした限りでは仮想化は行っていませんが、複数機能もたせることもできると考えると、かなりのオーバースペックだった気がします。


現行で10Gついているのがいくつかサポート入っているので、そちらもテストしてみようかなとも思います。

とりあえず、WXR-5950

コメント

タイトルとURLをコピーしました