はじめに
とりあえず入手したので、簡単に確認した結果を書いておきますってことです。
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国内では「フレッツ 光クロス」をはじめとする、10Gbpsインターネットサービスも始まってから、かなり時間も経ちました。
しかし、多くのONUで標準採用されているLANコネクタ(RJ45)の10Gbps(10GBASE-T)には、以前から消費電力の高さと、それに伴う発熱という課題が指摘されています。
この問題を回避するため、ONUからルーターやスイッチまでの配線に光ファイバーケーブルを利用する誤家庭が結構有ります。
ただ、ONUから光に変換するまでには、どうしてもLANケーブルとなるので、メディアコンバータ や、10GB-TのSFP+のモジュールといった物が使われますが、この変換部分で使われるSFP+モジュールの発熱が結構問題となっています。
この発熱するモジュールには、Marvell製のチップが使われているようなのですが、最近になって80m品を謳うBroadcom製チップを採用した製品が発熱が低いと噂になっています。
そんなわけで入手してみましたので、簡単に確認結果を書いておきます。
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製品
今回の購入品はこちら

たぶん最安
Amazonにも80m品あります。

仕様とか
商品名 | SFP-10G-T |
ブランド | ZYOPM |
伝送距離 | 80m |
コネクタ | RJ45 |
DDM/DOM対応 | Supported |
動作温度 | 0 to 70℃ |
消費電力 | <2W |
開けてみた
中を一度確認してみました。Broadcom 84891Lがみえる。https://jp.broadcom.com/products/ethernet-connectivity/phy-and-poe/copper/10gbase-t-phy/bcm84891l
自分でも開けてみたい!という人はこちら → SFP+ Module Disassembly: 12 Easy Steps



実際にチェックした結果
動作確認には、一部で有名な八丁のSKS8300-8Xを使用しました。


結果がこちら
比較用にMarvellも一緒に確認しましたが、さて。

わかりやすいようにMarvellとBroadcom表記書き換えておきましたが、詳細を説明すると
Marvell 58℃ 表面実測57℃
Broadcom 68℃ 表面実測51℃
スイッチの情報内から見えるSFP+の温度と、実測値が大幅に異なる結果になりました。なんでかな?
またBroadcomの方は電圧が0.15vほど低いようです。
これだけではまだ気になるので、別環境で追試します。
まとめ
80m品は確かに実測で温度が低めです。
でも、触っていられないくらいに熱いのは一緒なので、ファンレスはよくないですね。
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