rpi-eepromが2020-06-17でStableとなったので早速USBブートのお試し。
細かい更新内容は次のページに書いてあります。
File not found · raspberrypi/rpi-eeprom
Installation scripts and binaries for the Raspberry Pi 4 and Raspberry Pi 5 bootloader EEPROMs - File not found · raspbe...
アップデートにより何もストレージが繋がってない場合でも、SD→USBの順にドライブ検出を繰り返すようになりました。
そのため、先に電源を入れてbootloaderを表示させ、ストレージを接続して起動させるといった事も可能となっています。
USBブートの対応自体は通常、OSの更新で自動で適用されます。
既存のraspbian環境がある場合は、apt update && apt upgrade -y で完了です。
vcgencmd bootloader_config コマンドで BOOT_ORDER=0xf41 が見えたら更新完了です。
更新が自動で行われない場合は次で強制更新。
pi@raspberrypi:~ # rpi-eeprom-update -a -f /lib/firmware/raspberrypi/bootloader/stable/pieeprom-2020-06-15.bin
あとは普段どおりです。
イメージをUSBストレージに書き込めば、SD無しで起動できました。
大容量のHDDなどのストレージ利用を想定してる感じがあります。
uasで動作するSSDドライブ等を繋いだ際に、問題が発生する場合があります。
異様に起動が遅かったり、dmesgにuas_eh_abort_handlerといった文字があった場合にこの処置が必要です。
その際は残念ながら回避策は給電つきのUSBハブを用意するか、機材の変更ないし、uasを無効化しusb_storageで運用する必要があります。
uasの無効化は次のページです。
302 Found
cmdline.txtに usb-storage.quirks=aaaa:bbbb:u 等を追記し、uasを無効にする必要があります。
ストレージのidが必要になるのでdmesgはよく確認しましょう。
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