電気代高騰の昨今で、誤家庭をしているとちょっと気になるお年頃。最近はスマートメーターが普及しているはずで、このメーターは電波が出せて数値をリモートで取得できるようになっています。だからもう検針で人が来ないんですよね。
そんなわけで何番煎じかわかりませんが、電力メーター情報発信サービス(Bルートサービス)やってみました。なんかドングル安かったので。
用意したもの
・ROHM Wi-SUN 通信モジュール BP35C2
公式販売は CoreStaff ONLINE か chip1stopです。なんか安いよ?廃盤だから?
・Windows PC
テストとアップデートで使用
・RaspberryPi4
いつもの
まず申し込む
このサービスは管轄の電力会社に申請しないといけないので、まず申し込みます。
うちは東京電力の電力メーター情報発信サービス(Bルートサービス)ページから申し込み。
契約者が違ったりとかすると、本人確認書類送る必要があるらしいです。
読んでいて色々と紛らわしかったですが、夜中に申し込みしたのに、1日で申請完了のメールでパスワード届きました。
認証IDは後日封書で届きます。所有者本人確認の為なんでしょうけど、なんか面倒。
USBドングルの確認と準備
作業手順は スタートガイドbp35c2-startguide_v100.pdf のとおりに行います
まず動作確認として、Teraterm接続でバージョン取得とファームウェアの更新です
SKINFOで取得できるアドレスがIDとパスワードになっているので、まずはそれを確認します。
SKAPPVERでファームウェアのバージョンを確認します。
ファームウェアは初期状態でrev15でした。rev15bでバグが直っているようなので、アップデートしておきましょ。
SKVER
EVER 1.5.2
OK
SKAPPVER
EAPPVER rev15c
OK
BP35C0 Wi-SUN対応 無線モジュール ドキュメント
Bルート通信
細かいシーケンスなどは J11 の方にあるBルート通信についてのドキュメントがわかりやすい。
コマンドマニュアルのチュートリアルにBルートを想定した通信のサンプルがあるので、そのとおりにメーターと繋がるかを試してみます。
SKRESET
SKSETPWD C 0123456789AB ←パスワード
SKSETRBID 00112233445566778899AABBCCDDEEFF ←認証ID
SKSCAN 2 FFFFFFFF 6 0 ←スキャン
スキャンでメータの情報を取得
EVENT 22しか来ない場合はもう一度
何度やっても情報取得できない場合は、IDかパスワードが間違っているとか通信環境確認
というわけで、スマートメーター見つかったらとりあえずの通信テストは完了。JOINまでやっても特に面白くもないのでここまでで。
電力を取得する
色々と資料探していたら、ピンポイントにBP35C2ターゲットのpythonライブラリがありました。というわけでここからはRaspbrryPiで試していきます。
Readmeの通りインストールで。
そのままサンプルコード動かすだけ。
電力が取得できるのを確認します。
$ python3 simple_example_momonga.py
988.0W
ちょっと時間かかりますけど、問題なく取得ができました。
あとは取得したデータを何処かに投げ込むだけ。
今回は試験的にAmbientに投げ込んでみてこんな感じになりました。

いろいろと検索見回ってみると、色々グラフ化している人バラバラなので、とりあえず見れたらいい感じに今ここ。
見た目重視するにはgrafanaみたいですね。
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